驚きのピアノの効果!

ピアノが脳にいいってホント?
ピアノレッスンをすることで知能の向上につながります

ヒトの脳で最も発達している領域である「前頭前野」の働きは、人間性に深く関係し、人生を豊かにするために最も重要な役割を担っています。この能力のことを「人間性知能(HQ)」と呼びます。ピアノのレッスンをすることで、HQが向上するだけでなく、HQの中心的な脳機能である「ワーキングメモリ」(※1)や、欧米で最も重視されている「一般知能(gF)」(※2)も向上することが実証されています。また、レッスンを続けると脳梁が太くなるほか、相手を説得するときに使われる脳の神経束が、5倍ほど大きくなることもわかってきました。

(※1)「ワーキングメモリ」とは、HQの中心的な脳機能。情報を一時的に保持しながら活用し、答えを導く働きがある。
(※2)「一般知能(gF)」とは、個別的なIQ(言語性IQ・空間性IQ、行為性IQなど)の上位に立つIQで、HQの重要な役割の指数。

記憶力やスポーツ力までアップするってホント?
ワーキングメモリが伸びることでどちらもアップするのは本当です

ピアノのレッスンによって伸びることがわかっているワーキングメモリ機能は、問題解決の能力、思考力や社会性、創造性など様々な能力の基礎となります。特に8歳ごろまでは、まだ脳が発達段階なので、ワーキングメモリを伸ばすことで、知的能力のみならず社会性や運動知能の神経システムを効率的に向上させることができます。よって、記憶力もスポーツ能力もアップする可能性が高いと言えます。また、運動に関係する小脳も大きくなるため、スポーツにもいい効果が期待できます。

受験や夢の実現にもプラスになるってホント?
アメリカでは、受験のためにピアノレッスンすることも

ある私立小学校新入生のHQを調べたところ、近隣の公立小学校の新入生に比べ、HQが有意に高いことがわかりました。ピアノのレッスンをすることで、HQや学力と相関する一般知能やワーキングメモリも向上するので、ピアノのレッスンが受験にプラスの効果を及ぼすことは大いに期待できます。実際、一般知能検査のような入試試験があるアメリカでは、受験のためにピアノのレッスンをするそうです。また調査では、夢への努力に最もプラスに作用する自由時間の過ごし方はピアノを弾くことという結果も出ています。

ピアノと他の習い事でHQ(人間性知能)の向上に違いがあるってホント?
HQの向上の調査ではピアノが1番高い結果に

我々は小学校低学年の児童を対象に、他の習い事とピアノのレッスンでのHQの向上の違いを調べました。その結果、学習塾や英会話、習字、スポーツ系など、他の習い事においてHQはほぼ変わりませんでしたが、ピアノのレッスンだけが突出して高くなることがわかりました。さらに、HQを発達させる日常習慣を調べたところ、自由時間や休日にピアノを弾く児童はHQが高く、プラスに寄与することもわかりました。習い事でも日常習慣でも、HQ発達によい影響を及ぼすのはピアノのレッスンなのです。

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